王禅寺の大地が語ってくれること
ー流れる水の働きー


 「流れる水の働き」はその人が生活するローカルな気象・地形条件に配慮して読み解かなければ、その人その町を支える計らいに力をかしてくれません。

 川崎市は市の中央から南寄りを東西に多摩丘陵と下末吉台地がのびています。この高台は麻生区から中原区へ150~30mの範囲でしだいに標高を下げ西高東低の地形をつくり、多摩川と鶴見川の分水嶺の役目も果たしています。
*標高の最も高い地点は麻生区黒川(海抜 148.0m)
*最も低い地点は川崎区大島(海抜- 0.365m) 

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 現在、川崎市のCOSUGI高層マンションに代表されるグランドデザインは大手ゼネコンがその多くを請け負っているようです。しかし、かつて、大地を形成した自然の営みは大自然のメカニズムだったのではないでしょうか。「低きところをめざす」ただただその自然の理を拠り所として、流水は浸食・運搬・堆積作用により大地を形づくりました。

 自分が生活する土地の様子や成り立ちを理解することから、マイ・防災減災をスタートしてみてはいかがでしょうか。初めの一歩として、「王禅寺(川崎市麻生区)の大地が語ってくれることー流れる水の働きー」に耳を澄ませてみませんか。

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かわさきジオポイント・シート⑦ー2 上麻生

神奈川県川崎市麻生区上麻生4丁目52−8付近(現存せず)
*解説用写真 追加 (スケール&巻き貝化石痕) 撮影:笠間友博氏 
    2017/12/17
*露頭・地層構成鉱物双眼実体顕微鏡写真    撮影:渡邉正人

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